ラストランカー
カプコン

退屈な故郷の村を捨て、力が全ての「戦侯機構バザルタ」に身を投じた青年ジグ。
10万人もの戦士を擁するこの巨大組織で、彼が戦士ランキング1位を目指していく話。

このゲームでは雑魚戦よりもむしろ「ランキング戦」と呼ばれる人間相手の戦いがメインとなる。
ランキング戦で勝利するとランクが上がり、色々な相手と戦って段々とランキングを上げていくのは実に楽しい。
ランキング戦の相手も、個性豊かなキャラばかり。
また、ただそれだけではなく、戦侯機構バザルタの謎やさり気ないところに伏線が張ってあったりとストーリーもよく出来ている。

細かいところで言えば欠点もあるが、ストーリーが一本道なのと、ややボリュームが少ないのを許容出来れば充分楽しめる作品である。

フェイト/エクストラ
マーベラスエンタテイメント

人気PCゲーム「Fate/ stay night」原作のダンジョンRPG。
主人公は「セイバー」「アーチャー」「キャスター」いずれかのサーヴァントを従える「マスター」となり、
あらゆる願いを叶えるといわれる「聖杯」を巡る「聖杯戦争」に身を投じていく。

戦闘は3すくみ6ターン先行入力のコマンドバトル。
気を抜くと例え雑魚戦でも死ぬため、常に緊張感のあるバトルが味わえる。
手ごたえのあるRPGが好きな人におすすめ。

なお原作とは別物なため、原作未プレイでも問題なくプレイできる。
逆に原作を知っているとニヤリと出来る部分もあり、原作ファンにもおすすめ。

ペルソナ3ポータブル
アトラス

PS2で発売されたRPG「ペルソナ3」のPSP移植作。
プレイヤーは私立月光館学園に通う学生となり、昼は学校生活を送りながら様々な人物と交流を深め、
夜は隠された時間「影時間」に出現する謎のダンジョン「タルタロス」を仲間たちと探索していく。

PSP移植に辺り、女性主人公編の追加、システムの改善といった変更が施されている。
なお、本作はペルソナシリーズの3作目ではあるが、前2作とは設定が大きく異なり、
直接の話の繋がりもないため、ここから始めても無問題。

全体的には非常によく出来たゲームであるが、ダンジョンがやや単調なのが欠点。

ペルソナ4 ザ・ゴールデン
アトラス

とある事情により1年間叔父の家に預けられることになった主人公。
ひょんなことから、町で流れる噂「マヨナカテレビ」を試した彼は、
テレビの向こうにある謎の世界に迷い込んでしまう。
そこで謎の怪物「シャドウ」に襲われるも、もう1人の自分「ペルソナ」を覚醒させ、これを撃退する。

そして町で起こる連続殺人事件とマヨナカテレビ、テレビの向こうの世界の関連性に気づいた主人公は、
仲間とともに事件の謎を解くために奔走していく。

人気RPG「ペルソナ4」に新キャラ「マリー」や新コミュニティなど、様々な追加要素を加えた正統進化作。
新たに追加された「番組表」ではゲームのBGMやアニメシーンを鑑賞したり出来る。
間違いなくPS Vitaおすすめソフトの1つである。

デビルサバイバーオーバークロック
アトラス

数年前DSで発売した「デビルサバイバー」の移植作。
極限状態で繰り広げられる、ややダークなストーリーのSRPG。
マルチエンドで、ルートによって主人公の立場が変わったりするのも魅力のひとつ。
ただし、ルート分岐が物語の最終日で、それまではほぼ同じ展開なのが周回プレイ時にちと辛いが。

フリーバトルでいくらでもレベル上げが出来、
プレイ開始時に難易度選択も可能なので、SRPGが苦手な人にもオススメ。
既に3DSをお持ちの方は、買って損はないと思われる。
ただし3D表現はOPと悪魔合体時の演出ぐらいなので、3Dに関しては期待しない方がいい。